「スピーキング力UP&通じる発音へのちょっとしたコツ」

~ by「発音矯正英語コーチ」カスターノ美保~

「英語を話すときのメンタルブロック外すのは難しい?簡単?」

こんにちは!発音矯正英語コーチのカスターノ美保です。

この前メンタルブロックについて触れましたがその続きです!

私もなかなかこのメンタルブロックが外せなかった気がします。
気持ち1つの問題、捉え方を変えればと言えばそれまでなのですが…

相手の言っていることが理解できなく、聞き返すことが恥ずかしいと思ってしまう。
ゆっくりもう一度言ってくださいとお願いするのも気が引ける。
私自身の問題なのに相手に何回も聞くのは悪いと思ってしまう。

また、相手の言っていることが理解できたとしても、こちらの言っていることが通じないと悲しくなります。

私も最初はそうでした。発音が正しくできていないというか、発音自体の基礎知識がなかったので、
通じる率がかなり低く、また、通じないことで全く自信がなくなりました。

1度、2度聞き返される度に声がどんどん小さくなって余計に相手に伝わらなくなるという悪循環。
また、アメリカで聞き返されるときに言われる「Huh?」という言葉が
どうしても日本語の「はぁ?」に変換されてしまい、余計に萎縮します。
(勿論、相手の表情や言い方、トーンによって本当にはぁ?何言っているの?という感じの人も結構います。)


なので、英語は第二言語だし、発音なんてきちんと習ってないのだから(習ってきてない人は特に)
できなくて、仕方ないと開き直ることが大事なのかもしれません。


実際、「おお、これか」と思ったのは、母がアメリカに遊びに来た時です。

英語も話せないのにショッピングモールでなんと値切ったのです!
しかも思いっきりカタカナ英語で…
「ディスカウント」「プライス」「ダウン」「プリーズ」の
4単語とジェスチャーを使いながら恥ずかしげもなく…


一緒にいた私は物凄く恥ずかしかったのですが、
こんなにまとめて買うんだから安くしてと言いたかったようです。

ショッピングモールなんだから値引きは無理だろうと思い込んでいたら、
マネージャーがでてきて特別に内緒で少し値引いてくれたのです。
アメリカ旅行初めてだし、確かにまとめて買っていたからだとは思いますが…状況を笑いながら対応してくれました)

やはり母、強しですね。本当に色々な面で面食らいました。
まず、無理だという思い込みは良くないなということ、また、
アメリカではこれくらいの精神でコミュニケーションとる姿勢が必要だなと改めて考えさせられた場面でした。


そんなわけで、色々と試してみた結果、とりあえずがむしゃらに相手に伝えようとすると、
相手はわりと自分と一生懸命コミュニケーションをとろうとしてくれると思うようで、
反応は悪くないことが多かったです。

自信なく、1-2度であきらめてしまうと相手もなんだったんだろう?と怪訝そうな表情をすることが多かったです。

以上をまとめますと上記で色々触れていますが、一番大事なことは

「片言でもゆっくりでもカタカナ英語でも伝えようとする気持ち。何回か聞き返されてもめげない気持ち。」です。

はっきり何回か言えば大概伝わります。また、今はスマホがある時代、すぐ単語も調べられますし、
正しい発音もすぐわかります。便利ですね!

ですので、ゲーム感覚で(通じなくてもできなくてもめげず、今日はここが学べたラッキー♪くらいに)
たくさん色々な人とコミュニケーションをとる努力をしてみましょう。


あ、因みにアメリカでの話なので、イギリス人の方には母のようなコミュニケーションのとり方は
個人的にはあまりお勧めしません。それにイギリス人の方へは日本人の英語発音は割と通じる率が高いので
あまりガツガツしなくて良いと思います。

距離の縮め方は国民性もありますし、その時のシーンやその人のバックグラウンドによっても色々と違いますのでそのあたりはまた体験談を含め触れていきたいと思います。

では、

Have a good one!